TITLE
仏説阿弥陀経(サイバー南無南無ReMix)
- Typeリアルタイムレンダリング
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CONCEPTこの作品は「仏説阿弥陀経」を元に制作しております。
仏説阿弥陀経は御釈迦様が成仏する際に、集まった弟子に説いたお経です。
御釈迦様が成仏することに不安を感じ、御釈迦様の様には生きていけないと不安を感じていた弟子たちに、「赤い光は赤く光り、青い光は青く光り、白い光は白く光る」といい、自分らしく生きていくように伝えました。
今回の作品では、そんなお釈迦様の想いを最大限に表現し、皆様に伝えるために制作しました。
8Kリアルタイムレンダリングでは、お釈迦様の想いが詰まった「光」と、リズミカルなお経が奏でる「音」を融合させ、観ている者(=人間)の、限りある時間や場所のなかで生きていかなければいけない儚さと、現世まで受け継がれているお釈迦様の想いという抽象化された概念の壮大さ・力強さを表現します。
一方でスマートフォンは、ウェブ上で簡単な心理テストに回答してもらうことで、観客一人一人の心理状態に合わせた「曼荼羅模様」を大型ディスプレイにリアルタイムに投影するために使用します。
投影にあたっては、曼荼羅模様を観客のTwitterアカウントを通して投稿してもらうことで、ツイートされた曼陀羅模様とアカウント写真が合成され、リアルタイムレンダリングで映像に再表現されます。
曼荼羅とは、サンスクリット語で「円・輪及び中心との関係」という意味を持ち、「本質のもの」が語源とされています。曼荼羅の構造は細胞とその核から銀河系まで、自然界のいたるところで見られます。今回は、私たちの中にも存在する曼荼羅を投影し、お釈迦様の壮大な存在と重ねることで、私たち一人一人の存在はちっぽけであろうとも、それぞれの人間から放出されるエネルギーは多様で、力強いエネルギーを持っていることを対比表現します。" -
制作環境
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Organizationimgee株式会社
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応募者
プロフィール-
河野 円
空間演出作家
imgee株式会社 CTO
2018年12月より、仏教美術とテクノロジーを融合させる「サイバー南無南無」をスタート
主にTouchDesignerを使っており、プロジェクションマッピング・照明制御・トラッキング・SNSと連動したリアルタイムレンダリングを得意としております。
また、2020年3月からVRの技術も取り入れ、時空を超えた新たな仏教美術の可能性を模索しております。
受賞・出展・出演歴
2019年 ニコニコ超会議2019(超テクノ法要×向源)
デジタルサイネージアワード2019 クリエイティブ部門受賞
浄土真宗本願寺派(西本願寺)本願寺 鹿児島別院 Bouz Meets Fes
築地本願寺 ごえんさんエキスポ
InterBEE 2019 IGNITION 招待出展
2020年 全米桜祭(National Cherry Blossom Festival)covid-19により中止
ニコニコ超ネット会議2020(超テクノ法要×向源)
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