TITLE
だいちの星座-えづらだいに彗星
- Type実写
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CONCEPTこの活動では、久喜市立江面第二小学校児童50人と一緒に「だいちの星座-えづらだいに彗星」という名前の地上絵を大地に描きました。日本の地球観測衛星「だいち2号(ALOS-2)」と、手作りの電波反射器を使用し、金沢美術工芸大学が文化庁の主催により「文化芸術による子ども育成プログラム」の下でこのプロジェクトを実施しました。
「だいちの星座」プロジェクトでは、衛星を使用して大きな地上絵を描き、宇宙からの新しい視点を共有することを目指しています。
日本および海外での活動において、参加者らは自らが暮らす地域に「星」を描きます。地上に反射板を配置した場所が衛星画像上のピクセルを明るくします。私たちの作品はそれぞれ市全体を含むエリアをターゲットとして展開し、地上絵のサイズは時として地上で数十キロに達し、参加者の数はしばしば数百に達します。市民によって同時に描かれた多くの「星」は新たに地上に生み出された「星座」を構成してきました。
このような広い領域での画像取得は、日本の宇宙航空研究開発機構(JAXA)が開発および運用している「だいち2号」によって実現されています。作品を作成するには、まず衛星からの画像取得スケジュールを調査し、運用計画を作成し、このスケジュールに基づいて地上で作成活動を実施します。衛星が取得したデータはJAXAでベースとなる画像処理がなされ、後に鈴木と大木によってアートワークに処理されました。 -
制作環境使用機材:陸域観測技術衛星「だいち2号」
編集環境:Windows PC,Mac Book Pro,Adobe Photoshop
Adobe After Effects,Adobe Premiere Pro -
応募者
プロフィール-
鈴木 浩之
[金沢美術工芸大学美術科油画専攻 准教授/だいちの星座プロジェクト代表]
1972年静岡県浜松市生まれ、石川県金沢市在住
ブレラ国立美術学院(ミラノ)への留学を経て帰国、2010年より地球観測技術を利用して地上に「星空」を描くプロジェクトを行っている。2010年に「だいちの星座」プロジェクトの前身となる研究が文化庁メディア芸術クリエイター育成支援事業に採択され、2012年にはアーカスプロジェクトの地域プログラム関連企画として宇宙芸術ワークショップ「ノアのはこぶ『絵』」を実施するなど、芸術と科学、とりわけ宇宙に関係した表現技術の開発に取り組んでいる。
2008~ 現職
2004 金沢美術工芸大学 美術科 油画専攻 講師(2008)
2000 金沢美術工芸大学大学院美術工芸研究科博士後期課程修了(学位取得)
[主な展示・発表歴]
2019 Ars Electronica 2019 / Campus
2016 KENPOKU ART 2016 茨城県北芸術祭、茨城
2012 メディアパフォーマンス「 ノアのはこぶ『絵』」 アーカススタジオ、茨城
2011 個展「 Point in the park」 アートスペ スキムラ ASK、東京
2006 グループ展「ASIANA」 ムディマ財団、ミラノ、イタリア
[主な受賞歴]
2019 第22回文化庁メディア芸術祭 審査委員会推薦作品
2010 平成22年度文化庁メディア芸術クリエイター育成支援事業採択
2009 第12回文化庁メディア芸術祭 審査委員会推薦作品
2007 第10回文化庁メディア芸術祭 審査委員会推薦作品 -
大木 真人
[宇宙航空研究開発機構 地球観測研究センター研究開発員]
1982年神奈川県相模原市生まれ、茨城県つくば市在住
2007年より、宇宙航空研究開発機構地球観測研究センターにて、宇宙からのリモートセンシング技術およびそれらの教育や芸術などへの応用について研究を行っている。2010年、IEEE GRSS Japan Chapter 若手研究者賞受賞。2012年より、金沢美術工芸大学・鈴木浩之の主宰する地球観測衛星を用いた芸術プロジェクトに参加している。IEEE、日本リモートセンシング学会の各学会に所属。
2019 第22回文化庁メディア芸術祭 審査委員会推薦作品
2016 KENPOKU ART 2016 茨城県北芸術祭、茨城
2012 ゲスト参加「ノアのはこぶ『絵』」アーカススタジオ、茨城
2010 IEEE GRSS Japan Chapter 若手研究者賞受賞
2007 宇宙航空研究開発機構 地球観測研究センター研究開発員
2007 東京大学大学院 理学系研究科 地球惑星科学専攻 修士課程修了
2005 東京工業大学 理学部 地球惑星科学科卒業
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