TITLE

新型コロナウイルス感染状況のビジュアライズ

  • TypeCG
  • 投影角度180°
  • 提出形式Amateras MP4
  • 音声2ch
  • CONCEPT
    新型コロナウイルスの感染拡大は人の移動、密集、滞留によって引き起こされる。本作品は、ニュースやプレスリリースで報告される新型コロナウイルス感染情報の時間と位置を元に、地理的かつ時間的な感染リスクの連続性を可視化している。
    地図上の赤い点は2020年1月から12月までの感染報告地点を示す。地表からの距離は報告された日付を示している。例えば、0メートルの高さは2020年12月31日に対応し、約500メートル上昇するごとに1日前を示す。時間軸と位置情報によって感染地点を3次元的にマッピングして密度分布を計算し、密度の高いエリアを3段階で着色した。
    赤色のエリアは毎日5件以上、黄色のエリアは毎日1件以上、青色のエリアは4日に1件以上の頻度で感染が報告される(いずれも半径4km圏内における頻度)。
    着色されたエリアは、同じ地域で多数の感染が頻発するリスクが高いことを示している。
    赤く表示される地域は、時間的にも地理的にも連続性があり「感染の核」と呼ばれ、多くは人の集まる繁華街などである。こうした地域から交通網を通じて近隣へと伝播しやすく、集中した対策を要することがわかる。

    クレジット
    データビジュアライズ:山辺真幸(慶應義塾大学大学院)
    立体化監修:中谷友樹(東北大学大学院)
    制作協力:NHK、株式会社NHKエデュケーショナル
    データ協力:株式会社JX通信社
  • 制作環境
    ArcGIS Pro / Space-Time Density Tool for ArcGIS Pro / Processing
  • 応募者
    プロフィール
    • 山辺真幸

      データビジュアライズデザイナー、情報可視化研究者。慶應義塾大学大学院政策・メディア研究科博士課程。近年、ビッグデータを8Kで可視化するCGを、NHKスペシャルやクローズアップ現代+に提供。第49回可視化情報シンポジウムアート賞大賞。武蔵野美術大学、情報科学芸術大学院大学、明星大学非常勤講師。
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