MADD. Award 2021 Theme
今年のテーマは、内なる宇宙(The Universe Within)。
地球の周りには広大な天の川銀河が広がっていますが、私たちの体内も膨大な構成要素が相互関係する精妙な内なる宇宙であることが知られています。
内なる宇宙は人体だけにとどまりません。精神的な世界、超微細な世界、理論物理学者の頭の中、子供の豊かな想像の国。宇宙という概念を創造的に拡張し、その中にダイブすることができたらどんなに素敵でしょうか。
MADD. Award 2021は、内なる宇宙を感じる新たな表現を募集します。
MADD.screening
2021 年 12 月16日-17日、[360度映像]コニカミノルタプラネタリア TOKYO・[大型映像]東京都現代美術館の 2 箇所で MADD.screening 2021を開催します。
なお、本上映会は、SIGGRAPH Asia 2021 Art Gallery の Special Program となります。
SIGGRAPH Asia は、コンピュータ科学分野の国際学会の分科会「SIGGRAPH」が毎年アジアで 主催するコンピュータ・グラフィックスとインタラクティブ技術の研究発表・展示を行う国際会議 で、例年 1 万人を超える研究者、専門家が来場します。
詳細については、決定次第、ご案内いたします。
尚、本イベントは、感染症の状況、国・自治体のガイドラインを踏まえ、中止・延期となる可能性がございます。
応募要項
MADD. Award 2021は、内なる宇宙(The Universe Within)をテーマに、2つのカテゴリーで映像作品を募集します。
以下の作品は、応募いただけませんのでご了承ください。
他のアワード等で受賞歴のある作品(他のアワード等に応募し受賞歴のない作品または受賞歴のある作品であってもそれを改変した作品は可)
長編作品のトレーラー等
PR映像等
応募者(個人・団体問わず)あたりカテゴリー毎に1作品まで応募可能です。
(同一カテゴリー 複数作品応募不可)
応募作品の発表、表彰を行います。
注意事項をご覧いただき、同意いただいた上でご応募ください。
応募資格
企業・団体あるいは個人・グループ、年齢、性別、職業、国籍は問いません。
カテゴリー
Cat.1【⼤型映像】
内なる宇宙(The Universe Within)というテーマを「⼤型ビジョン」で表現する映像作品
Cat.2【360度映像】
内なる宇宙(The Universe Within)というテーマを「イマーシブ空間」で表現する映像作品
制作物
Cat.1【⼤型映像】
8K 解像度(7680×4320)に対応した実写、アニメーション/CGの映像コンテンツ
300 インチ以上の投影環境を予定
原則 60〜180 秒の映像コンテンツ
- 解像度
- フレームレート
- 時間
- ファイル形式
- 7680 × 4320
- 60fsp / 120fsp
- 60~180 秒程度
- 【非圧縮の場合】 RGB8bit/16bit TIFF ,DPX,Prores形式
- 【圧縮の場合】 mov/mp4/m4v/wmv
- ※審査は10bit での視聴環境で行います。
- チャンネル
- 5.1ch / 2ch
Cat.2【360度映像】
投影会場
コニカミノルタプラネタリアTOKYO Dome1
https://planetarium.konicaminolta.jp/planetariatokyo/
直径15m/水平館
半球+壁面に投影可能
実写、アニメーション/CG(リアルタイムレンダリングは不可)の全天周もしくは全天球映像コンテンツ
コニカミノルタプラネタリアTOKYO(直径15m・水平館)での投影を予定
原則 60 秒〜300 秒程度の映像コンテンツ
9/29開催ワークショップ「360度映像 制作講座」アーカイブ動画は、エントリーされた方に限り公開いたします。
制作手法(参考)は、"制作手法"タブを押下ください。
各種テンプレート(Amaterasテンプレートファイル、Grid)は、"DATA DL"タブを押下ください。
ドームマスター形式(180度)
半球部分に投影可能
- 解像度
- フレームレート
- 時間
- ファイル形式
- 4096×4096
- 30.00fps/29.97fps/24.00fps/23.98fps
- 原則60秒〜300秒程度
- 以下の2つのファイル形式のものを、ご提出ください。
- ①連番ファイル png/jpg
- ②Amateras Encoder「プラネタリアTOKYO DOME1 3Kドームマスター」プロファイルでエンコードした動画ファイル
- ※連番画像ファイルからの投影の方が、高品質で上映できますが、応募作品数や運営側の判断により動画ファイルからの上映になる可能性があります。
- ②Amateras Encoder「プラネタリアTOKYO DOME1 3Kドームマスター」プロファイルでエンコードした動画ファイル のみでの応募も受け付けます。
- ※リアルタイムレンダリングは不可
ハイパードームマスター形式(212度)
半球+壁面に投影可能
- 解像度
- フレームレート
- 時間
- ファイル形式
- 4096×4096
- 30.00fps/29.97fps/24.00fps/23.98fps
- 原則60秒〜300秒程度
- 以下の2つのファイル形式のものを、ご提出ください。
- ①連番ファイル png/jpg
- ②Amateras Encoder「プラネタリアTOKYO DOME1 3Kドームマスター」プロファイルでエンコードした動画ファイル
- ※連番画像ファイルからの投影の方が、高品質で上映できますが、応募作品数や運営側の判断により動画ファイルからの上映になる可能性があります。
- ②Amateras Encoder「プラネタリアTOKYO DOME1 3Kドームマスター」プロファイルでエンコードした動画ファイル のみでの応募も受け付けます。
- ※リアルタイムレンダリングは不可
エクイレクタングラー形式
半球+壁面に投影可能
- 解像度
- フレームレート
- 時間
- ファイル形式
- 【8K】16384×8192
- ※下3368pix(74度)は投影されない(⿊味でも可)
- 【4K】8192×4096
- ※下1684pix(74度)は投影されない(⿊味でも可)
- 30.00fps/29.97fps/24.00fps/23.98fps
- 原則60〜300 秒程度
- 以下の2つのファイル形式のものを、ご提出ください。
- ①連番ファイル png/jpg
- ②Amateras Encoder「プラネタリアTOKYO DOME1 5Kエクイレクタングラー」プロファイルでエンコードした動画ファイル
- ※連番画像ファイルからの投影の方が、高品質で上映できますが、応募作品数や運営側の判断により動画ファイルからの上映になる可能性があります。
- ②Amateras Encoder「プラネタリアTOKYO DOME1 5Kエクイレクタングラー」プロファイルでエンコードした動画ファイル のみでの応募も受け付けます。
- ※リアルタイムレンダリングは不可
- チャンネル
- 22.2ch / 5.1ch / 2ch(動画ファイルとは別で提出ください)
- 22.2chで提出される場合は、事前にご連絡をお願いいたします。 ステレオもしくは5.1chは、wav形式でお願いいたします。
- ※5.1chに関しては以下の順番でインターリーブされた1つのファイルとして納品ください。 Front Left, Front Right, Center, LFE, Back Left, Back Right
- ※プラネタリウムの仕様上、5.1chのCenterの音源は正面スピーカーと天頂スピーカーの2つのスピーカーから再生されます。
賞
[2022年2月19日 発表]
審査員による審査を行い、募集2カテゴリーで優秀賞各1作品を選出
Cat.1【⼤型映像】
「優秀賞」 1作品
- 賞金 20万円
- トロフィー
「参加賞」
- アストロデザイン(株)8Kシアター利用権 2時間分
アストロデザイン(株)内の8Kシアターを、2時間自由にご利用いただけます。(要予約)
Cat.2【360度映像】
「優秀賞」 1作品
- 賞金 20万円
- トロフィー
「審査員特別賞」 2作品
- (寺田倉庫様提供)PETALS TOKYO 宿泊券(1泊2日)
「参加賞」
- アストロデザイン(株)8Kシアター利用権 2時間分
アストロデザイン(株)内の8Kシアターを、2時間自由にご利用いただけます。(要予約)
審査基準
ビジュアル(美しい、綺麗)や、コンテンツの完成度だけでなく、
"内なる宇宙(The Universe Within)"というテーマを理解し、
新しい表現方法にチャレンジし、まだ見ぬ新しい世界を体感できる
作品かどうか
ワークショップ
タイトル「360度映像 制作講座」
日程9/29(水)15:00~16:30
場所Zoomオンライン開催
レクチャー内容『360度映像制作に関わるワークフロー/Amateras Dome Playerの活用方法』
(株)オリハルコンテクノロジーズ
高幣 俊之氏
『360度映像制作、編集/Adobe After Effectsの活用方法』
(株)スケールファクトリー
糸屋 覚氏
『Touch Designerを活用した360度映像制作』
クリエイティブコーダー
前橋工科大学准教授
田所 淳氏
申し込み方法Googleフォーム
https://forms.gle/HvcrTosmFt1Po13k8
もしくは
MADD. facebookイベントページ
https://fb.me/e/ZfbpQFt5
タイトル「8Kマルチパーパスカメラを使った映像制作と実践」
日程10/6(水)14:00~16:00
場所アストロデザイン株式会社
レクチャー内容アストロデザインの8K超小型カメラヘッドを使った新しい撮影手法のご紹介、全天周映像の撮影など実際にカメラを操作して8Kのあたらしい世界を体験いただきます。
(参考)使用カメラ
https://www.astrodesign.co.jp/product/ac-4829_ab-4830
申し込み方法先着15名
参加申し込みは、以下のGoogleフォームでのみ受け付けます。
facebookイベントへの「参加予定」登録では、受け付けできませんのでご注意ください。
https://forms.gle/UGeQEq283DtvymZ86
応募規約
Ⅰ.応募作品について
応募者の資格については、個人、企業等の団体、年齢、性別、職業、国籍を問いません。ただし、未成年者が応募をする際は、保護者が下記に署名することで、同意を得てください。
応募作品は、実写の動画、アニメーション/CG(リアルタイムレンダリングによるものを含む)の映像コンテンツとします。
応募者は、応募作品が第三者の著作権等の知的財産権、プライバシー、肖像権その他の第三者の権利を侵害していないことを表明保証します。応募作品に第三者が権利を保有するものを使用した場合、MADD.事務局(以下、主催者)がⅢ.-(1)に定める使用、編集、改変等をできるよう、応募者が適法な権利処理を行うものとします。
受賞作品は、応募作品の中から、主催者において厳正な審査の上選考いたします。応募者その他からの、審査基準・結果等のお問い合わせには回答いたしかねますので、ご了承ください。
応募作品において、I.-(3)記載の権利侵害があった場合、主催者は一切の責任を負わず、応募者の責任と費用において問題を解決することとします。なお、審査後に問題が発覚した場合、主催者は当該作品の入賞を取り消す等の措置をとる場合があります。
Ⅱ.応募⽅法
応募者は、作品を任意の記憶媒体に保存の上、下記まで郵送をお願いいたします。締め切りは2021年11月26日必着です。
〒145-0066
東京都大田区南雪谷1-5-2-2F
アストロデザイン株式会社内 MADD.事務局 宛
主催者は、審査後に応募者の記憶媒体を返却いたします。
Ⅲ.主催者の権利
応募作品の著作権については、応募者または権利を保有する第三者に帰属します。ただし、主催者が行う広報活動および主催者が行う活動(例:HPやMADD. bookへの掲載)について無償で使用出来るものとし、応募者はこれに同意するものとします。上記活動以外のものに使用する場合は、著作権者と協議の上、決定いたします。
また、応募作品を利用するにあたり、上映、放送、静止画としての利用をはじめとして、主催者が必要な範囲で編集、改変等を行う場合があります。これらに関しても応募者は同意するものとし、当該編集、改変等に不服を申し立てないものとします。
Ⅳ.個⼈情報の取り扱い
≪MADD. Award 2021≫応募に際し、応募者から提供された個人情報について、主催者は、応募者への連絡、『MADD.book』の送付等、≪MADD. Award 2021≫の運営に必要な範囲でこれを利用いたします。
これ以外の目的で利用する場合や、利用目的そのものを変更する場合は、事前に応募者に連絡いたします。
Ⅴ.注意事項
応募に要する費用はすべて応募者の負担とします。応募者が応募を行ったことにより損失・損害を被ることがあったとしても、主催者は責任を負いかねます。
応募者は、以上の規約に同意した上で、応募するものとします。
エントリー
作品提出
審査員
於保 浩介
WOW クリエイティブディレクター多摩美術大学グラフィックデザイン科卒 大手広告代理店を経てWOWに参加。映像を中心としたビジュアルデザイン全般のクリエイティブディレクションを手がける。特に空間を意識した映像表現にも力を入れ、さまざまなインスタレーション映像を国内外で手がける。近年はビジュアルデザインの可能性を広げるために、WOW発のプロダクトレーベル[BLUEVOX!]を主宰。WOWが培ってきた3Dデジタル技術&デザイン力を駆使し日本のものづくりに新しい価値感を見出そうとしている。
川田 十夢
AR三兄弟 長男1976年熊本県生まれ。10年間のメーカー勤務で特許開発に従事したあと、いまだかつてない開発ユニットAR三兄弟の長男として活動。2020年プラネタリアでステイドリーム、長渕剛を拡張したことがある。毎週金曜日20時からJ-WAVE『INNOVATION WORLD』が放送中、開発現場密着ドキュメンタリー『AR三兄弟の素晴らしきこの世界 パート4』が1月3日にBSフジで放送予定。
久納 鏡子
アーティスト/アルスエレクトロニカ・アンバサダーキー・リサーチャー、アーティストとして、Ars Electronica Futurelabの研究プロジェクトに携わる。 これまでインタラクティブアート分野における作品を手がける一方、公共空間、商業スペースやイベント等での空間演出や展示造形、大学や企業との共同技術開発など幅広く活動している。 作品はポンピドゥセンター(フランス)、SIGGRAPH(アメリカ)、文化庁メディア芸術祭など国内外で発表。東京都写真美術館(日本)に所蔵。
田所 淳
クリエイティブコーダー/前橋工科大学准教授1972 年生まれ。クリエイティブコーダー。アルゴリズムを用いた音響合成による音楽作品の創作、ラップトップコンピュータを用いた音と映像による即興演 奏などを行う。大学では、openFrameworks、Processing などの「クリエイティブ・コーディング」についての講義を行う。講義資料は Web サイト(http://yoppa.org/) で公開、多くの学生やクリエイターに活用されている。著書に『Beyond Interaction[ 改訂第3 版] - クリエイティブ・コーディングのためのopenFrameworks 実践ガイド』BNN 新社 2013、など。
田中 雅人
Any inc.クリエイティブディレクター/ファウンダー超融合クリエイティブコンサルティングファーム「Any」創業者。 メタバース時代は、真に固定概念の壁を超え、様々な分野の叡智の融合が果たされる組織体や生態系から、今までにない新たなる価値が生まれるとする超融合事業思想を提唱する。革新的ベンチャー企業や変革が必要となった大企業などをクライアントとして活動。 固定概念や常識を打ち破る新規事業戦略、ニューインキュベーション、ニュービジネスデザイン、ニューブランディングなどを手がけている。 あらゆる常識や固定概念を超越した作品のみがボーダレスに異種融合展示される日本のクリエイティブ・フェスティバル「AnyTokyo」の主催者・総合プロデューサーとして活動。誰かのために、何かのために、人類が生み出すあらゆる物事を"Any"と定義し、新分野・新領域における新しい価値の発見と探究を続けている。
森山 朋絵
メディアアートキュレーター/東京都現代美術館学芸員80年代末より学芸員として東京都写真美術館の創設に携わり、東京大学、早稲田大学、バウハウス大学等で教鞭を執りつつ国内外で映像メディア展を多数企画、2007年より現職。ZKM、MIT、J.P.Getty研究所に招聘、Prix Ars Electronica審査員、SIGGRAPH Asia 2008 議長(Art Gallery / Emerging Technologies)、NHK日本賞審査員、日本バーチャルリアリティ学会理事を歴任。文化庁メディア芸術祭審査委員、文化審議会専門部会委員などの活動を通して、テクノロジーと芸術の協働や展示支援をテーマに研究と実践を行う。主な企画に「イマジネーションの表現」「絵コンテの宇宙」「文学の触覚」「名和晃平─シンセシス」「吉岡徳仁─クリスタライズ」「ミッション[宇宙×芸術]」「おさなごころを、きみに」、文化庁メディア芸術祭愛知展/同長崎展など。また「ダムタイプ|アクション+リフレクション」「ライゾマティクス_マルティプレックス」展を担当。主な著作に『映像体験ミュージアム』『Meta-Visual (French Edition)』(共著・監修)。
スケジュール
-
2021/8初旬〜
募集開始
information -
2021/9/29
MADD.workshop「360度映像 制作講座」
-
2021/10/6
MADD.workshop「8Kパーパスカメラを使った映像制作と実践」
-
2021/10/31
エントリー締切
Entry -
2021/11/26
作品提出締切
Entry -
2021/12/16,17
MADD.screening2021
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2022/2
MADD. Award 2021 優秀賞発表
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2022/3
MADD. book 2021 刊行