TITLE

Scanning Cloud

  • Typeリアルタイムレンダリング
  • CONCEPT
    "電子顕微鏡で見る極小世界は肉眼では見ることが出来ない世界がそこにありとても魅力的である。
    見えないものを見ようと、電子ビームが照射され、顕微鏡画像が出来上がる。
    身体から遠く離れた極小の世界を覗くと色とりどりの小さな粒で構成されたcloudがそこにあった。
    cloudは小さな粒で構成され大きな群を形成している。
    極小の粒、極大の群。
    それは対比というより一体化したものに思えた。
    電子顕微鏡画像は本来色がついてない無色の世界であるが、
    色鮮やかに着色された電子顕微鏡画像を見ると、それが病原体でも美しくて見入ってしまう。
    極小の粒、極大の群、この世界を感覚できる
    聞こえないものを見る、見えないものを聴く、そんな作品を作ろうと思う。
    作品では電子顕微鏡で覗いたような極小の世界を300インチの大型モニター上に映し出す。
    走査線により極小世界がスキャンされ、色づき、音色が発生し、その世界を像、音の感覚を通して体感する。
    画面に映し出された極小細胞群は、有機的にくっついたり、離れたりわずかにうごめいている。
    鑑賞者はスマートホンの操作により、極小細胞群に働きかけることが出来き、
    極大世界の在り方を像、音を通して体感、操作することが可能である。
    作品を見ているとそれが宇宙望遠鏡で見る極大世界に思えてはっとする。
    電子顕微鏡で見る極小世界、電宇宙望遠鏡で見る極大世界、両者には圧倒的なスケールの差はあるが、その在り方はそっくりだったのだ。
  • 制作環境
    os:windows 10
    総合開発環境:visual studio 2017
    ソフトウェアフレームワーク:openframeworks
  • Organization
    v0id
  • 応募者
    プロフィール
    • 岡本 空己

      1987年生まれ。デザイナー。
      建築設計事務所 noiz architects を経てv0idとして活動開始。
      建築/空間を軸にインテリアデザイン、ファッションデザイン、映像制作等領域を横断した活動をしている。
      2017~東京藝術大学 非常勤講師
    • 齋藤 健司

      1985年生まれ。プログラマー。
      広告代理店でのプログラマーを得てフリーで活動後、v0idとして活動開始。
      リアルタイム3D、アプリ開発、画像解析、ドローン制御、機械学習等幅広いプログラミング制作をしている。
  • 講評

    ここに講評が入ります